InDesignとIllustratorの違いをお探しですね。
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InDesignとIllustratorの違いって?初心者でもわかる使い分けガイド
InDesignとIllustratorはどちらもAdobeの定番ソフトですが、実は得意なことが全然違います。
ロゴや図を作るならIllustrator、冊子やカタログみたいに何ページもあるものを作るならInDesignが向いています。
この記事では、2つのソフトの違いや使い分け方、さらにIllustratorで作ったデータをInDesignで使う方法まで、初心者の方にもわかりやすく説明していきますね。
InDesignとIllustratorの違いって何?「何を作るか」で考えるとわかりやすい
InDesignとIllustratorの違いは、「何を作るためのソフトなのか」で考えるとすっきり理解できます。
**Illustratorが得意なこと**は、ロゴ、アイコン、地図、図解、パッケージデザイン、チラシのメインビジュアルなど、図形や文字を細かく作り込む作業です。
点と線で構成される「ベクターデータ」を扱うので、どれだけ拡大しても画質が荒れません。
だから印刷用のイラストやロゴ作りにぴったりなんです。
**InDesignが得意なこと**は、複数ページのレイアウト、本文の流し込み、ページ番号の管理、目次作り、文章のスタイル管理など、紙面全体を効率よく整える作業です。
もちろんIllustratorでも文字入力や画像配置はできますし、1枚もののチラシやポスターなら十分作れます。
でも、ページ数が増えたり文章が多くなったりすると、Illustratorだけで管理するのはちょっと大変です。
例えば、20ページのパンフレットで「見出しのフォントを全部変えたい!」となったとき、Illustratorだと各ページを1つずつ確認して変更していく必要があります。
でもInDesignなら「段落スタイル」という機能を使って、一気に全体を変更できるんです。
ページ番号も自動で振れるし、共通デザインも一括管理できるので、修正がとってもラクになります。
この2つのソフトの関係は、ライバルというより**「部品を作るIllustrator」と「紙面に組み立てるInDesign」**と考えるとしっくりきます。
Illustratorでロゴや図を作って、InDesignで本文・写真・図を配置して冊子に仕上げる、という流れが印刷業界では定番です。
特に修正が多い案件や複数人で作業する案件では、ソフトごとに役割を分けておくと、データが整理しやすく、ミスも減らせます。
どっちを使えばいい?「ページ数・文章量・修正の多さ」で判断しよう
InDesignとIllustratorを使い分けるときは、見た目だけじゃなく、**ページ数、文章量、修正頻度**を基準にすると判断しやすくなります。
**Illustratorが向いているもの**
– 1ページで完結するポスター
– ロゴ、名刺、バナー
– 図解、地図、シール
– パッケージの展開図
こういった、ビジュアル要素を細かく作り込む制作物はIllustratorの出番です。
図形や文字の位置をミリ単位で調整したいときも、Illustratorの操作感はすごく便利なんです。
**InDesignが向いているもの**
– 冊子、カタログ、会社案内
– 取扱説明書、雑誌、報告書
– ページ数の多いパンフレット
InDesignは複数ページを前提に作られているので、ページ番号(ノンブル)、共通デザイン(親ページ)、文章スタイルの一括管理、本文の自動流し込みなどがとっても得意です。
**迷ったときはこう考えよう**
– **1ページ中心で、図形やロゴを作り込むなら→Illustrator**
– **複数ページで、本文や写真を整理して組むなら→InDesign**
– **基本は、Illustratorで部品を作って、InDesignに配置して全体を管理**
ここで注意したいのが、「Illustratorでも作れるから全部Illustratorで作っちゃおう」という考え方です。
確かに短い冊子ならIllustratorのアートボードを増やして作ることもできます。
でも、ページ番号の変更、本文の差し替え、全ページ共通部分の調整、入稿データの整理などで、かなり手間がかかってしまいます。
逆に、InDesignだけで複雑なロゴや装飾文字を作ろうとすると、Illustratorほど自由にデザインできず、表現の幅が狭くなります。
効率よくキレイなデータを作るには、どちらか一方に寄せるんじゃなくて、**それぞれの得意分野に作業を分担させること**が大事なんです。
InDesignにIllustratorのデータを配置する方法
Illustratorで作ったaiデータは、InDesignに「配置」して使うのが基本です。
配置っていうのは、InDesignの紙面上に外部ファイルを読み込んで表示する機能のこと。
写真やPDF、aiファイルなどをレイアウトに取り込むときに使います。
**配置の基本手順**
1. InDesignを開いて、「ファイル」メニューから「配置」を選ぶ
2. 使いたいIllustratorファイルを選択
3. 紙面上でクリック(またはドラッグ)して配置サイズを決める
4. これでIllustratorのデータがInDesign上に表示されます!
**配置する前のチェックポイント**
Illustratorデータを配置する前に、不要なオブジェクトや余分なアートボードを整理しておくと扱いやすくなります。
配置される範囲は設定によって変わるので、「思ったより余白が広い」「必要な部分が切れてる」ってことがたまにあります。
配置オプションを表示すれば、どのページやアートボードを使うか選べるので、確認しておくと安心です。
**「リンク配置」がおすすめ!**
InDesignにIllustratorデータを配置するときは、基本的に「リンク配置」として扱うのがおすすめです。
リンク配置では、InDesignファイルの中にIllustratorデータを丸ごと取り込むんじゃなくて、外部ファイルを参照して表示します。
これの何が便利かというと、**Illustrator側でロゴや図を修正して保存したら、InDesignで更新ボタンを押すだけで最新状態に差し替えられる**んです。
カタログ内に同じ図を何回も使っている場合でも、元のaiファイルを修正すればまとめて反映できるので、修正作業がすごくラクになります。
**リンクパネルは必ず確認しよう**
実際の作業では、InDesignの「リンク」パネルを必ずチェックしましょう。
リンクパネルでは、配置したIllustratorファイルが正常につながっているか、変更されて更新待ちになっていないか、リンク切れになっていないかを確認できます。
リンク切れっていうのは、配置元のファイル名を変えたり、保存場所を移動したりして、InDesignが元データを見つけられなくなった状態のこと。
入稿前やPDF書き出し前にリンク切れがあると、画像や図が正しく出力されない原因になるので要注意です。
配置したaiファイルを編集したいときは、リンクパネルから「オリジナルを編集」を実行するとIllustratorで開けます。
修正から更新までの流れがとってもスムーズですよ。
連携するときの注意点と入稿までの流れ
InDesignとIllustratorを一緒に使うときは、最初に**「どのソフトで何を管理するか」を決めておく**ことが大事です。
**おすすめの役割分担**
– **Illustratorで作るもの**:ロゴ、アイコン、図版、複雑な装飾文字
– **InDesignで管理するもの**:本文、写真の配置、ページ構成、ページ番号、見出しや本文のスタイル
例えば、本文の書式はInDesignの段落スタイルで管理して、図の中の注釈やラベルはIllustrator側で管理するなど、役割を分けておくと、後から見ても分かりやすいファイル構成になります。
逆に、本文までIllustrator上のバラバラなテキストで作り込んじゃうと、文章修正が必要になったときにすごく大変です。
**文字まわりの注意点**
Illustratorで作ったロゴや図の中の文字は、印刷入稿するときにフォント環境の違いで崩れる可能性があります。
そのため、編集が完了したロゴや装飾的な文字は「アウトライン化」することがあります。
でも、後から文字修正が必要になるかもしれないので、**アウトライン化前の元データは必ず保管しておきましょう**。
一方、InDesignの本文の文字を全部アウトライン化しちゃうと、検索できなくなったり修正できなくなったりして、PDFの容量や出力にも影響する場合があります。
入稿先の指定に従いつつ、編集用データと入稿用データを分けて管理するのが安全です。
**リンクファイルの整理が大事**
画像や図をたくさん使う案件では、リンクファイルの整理が品質を左右します。
Illustratorに配置した画像、InDesignに配置したIllustratorファイル、さらにInDesignに直接配置した写真が混在すると、どのファイルが最終データに必要なのか分かりにくくなっちゃいます。
こんなときは、InDesignの「パッケージ機能」を使うと便利です。
ドキュメント本体、リンク画像、配置aiデータ、必要なフォント情報などをまとめて収集してくれます。
印刷会社や他の担当者へデータを渡す前には、パッケージ後のフォルダを開いてリンク切れがないか確認して、最終PDFも一緒に書き出しておくと安心ですよ。
**効率的な作業の流れ**
1. **Illustratorで部品作り**:ロゴや図などを作って、分かりやすいファイル名を付けて専用フォルダに保存
2. **InDesignでページ設計**:親ページ、段落スタイル、文字スタイルを整えてから、Illustratorデータを配置
3. **修正作業**:修正が入ったらIllustratorの元データを直して、InDesign側でリンクを更新
4. **最終チェック**:リンク、塗り足し、カラーモード、フォント、画像解像度などを確認してPDFを書き出し
この流れを守ることで、InDesignとIllustratorの違いを活かしながら、修正しやすくてトラブルの少ないデータを作れます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、慣れてくると作業効率がグンと上がりますよ!
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