InDesignを使ったZineの作り方をお探しですね。
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Zineを作ろう!InDesignで始める自分だけの冊子づくり
Zine(ジン)は、写真やイラスト、文章、漫画、旅の記録、作品集など、好きなものを自由にまとめられる手作りの冊子です。
市販の本みたいにカチッとした決まりはなくて、同人誌やリトルプレス、フリーペーパー、ポートフォリオなど、いろんな使い方ができます。
この記事では、ページレイアウトが得意なAdobe InDesignを使って、企画から作り方、印刷・製本、配り方までを順番に説明していきます。
初めてZineを作る人でも「何から決めたらいいの?」と迷わないように、サイズや綴じ方、印刷会社への入稿の注意点もまとめました。
同人誌やリトルプレスに向くZineの企画と仕様を決める
Zineを作るとき、最初に考えたいのは「何を載せるか」よりも「どんな気持ちで読んでほしいか」です。
たとえば写真を大きく見せたいなら、余白をたっぷりとって、紙の質感や色の出方にこだわった構成が向いています。
逆に、小説やエッセイがメインの同人誌なら、文字の読みやすさやページ数、持ち運びやすいサイズのほうが大事になってきます。
Zineは自由な冊子だからこそ、最初に方向性を決めておくと、InDesignでレイアウトするときや印刷の仕様を選ぶときに迷いにくくなります。
サイズはA5が使いやすくて、初めてのZineにもおすすめです。
A5はA4を半分にした大きさで、手に持ちやすく、ページに載せる情報の量も調整しやすいサイズです。
写真集やイラスト集なら、B5にして迫力を出す方法もあります。
文庫本みたいな雰囲気にしたいなら、A6やB6も選択肢になります。
正方形や横長みたいな変わったサイズにすると個性は出ますが、印刷代が高くなったり、対応してくれる印刷会社が限られたりすることもあるので、初心者はまず定型サイズから始めるのが安心です。
ページ数と綴じ方も早めに決めておきましょう。
ページ数が少なくて軽い感じのZineなら、中綴じが向いています。
中綴じはページが開きやすくて、イベントで配ったりフリーペーパーとして使ったりしやすい製本方法です。
ただし中綴じは基本的に4の倍数ページで作る必要があるので、12ページ、16ページ、20ページといった構成を考えます。
作品集や小説本みたいにページ数が多い場合は、背表紙がつく無線綴じが適しています。
無線綴じは本らしい見た目になりますが、中央の綴じ部分が開きにくくなるので、内側の余白を広めにとることが大切です。
InDesignでオリジナルZineのページを作る基本手順
InDesignを使う一番のメリットは、何ページもある冊子を効率よく管理できることです。
Illustratorでも1枚ずつページを作ることはできますが、ページ数が増えるほど修正したりページの順番を管理したりするのが大変になります。
InDesignなら、マスターページや段落スタイル、ページ番号、見開き表示といった機能を使って、Zine全体のデザインを統一しながら作業できます。
特に同人誌やリトルプレスみたいに、本文ページ、扉ページ、奥付、目次などがある冊子では、InDesignの便利さがよくわかります。
新しくドキュメントを作るときは、まず仕上がりサイズ、ページ数、綴じ方向、裁ち落としを設定します。
印刷会社に入稿する場合、裁ち落としは上下左右3mm程度を求められることが多いです。
裁ち落としっていうのは、紙の端まで写真や背景色を印刷したいときに、仕上がり線の外側までデザインを伸ばしておく部分のことです。
これを設定していないと、紙を切るときにちょっとズレたら白いフチが出ちゃうことがあります。
最初からドキュメント設定に入れておくと、あとから直す手間が省けます。
本文ページでは、余白とグリッド(格子状のガイド線)を意識すると読みやすい紙面になります。
文章中心のZineなら、外側よりも中央の綴じ側の余白を少し広くして、文字が綴じ部分に入り込まないようにします。
フォントサイズは内容や判型によって変わりますが、A5の読み物なら本文は9〜10.5pt程度を目安にすると読みやすくなります。
写真やイラスト中心の場合も、すべてのページを全面レイアウトにするんじゃなくて、余白があるページや小さなカットを配置したページを混ぜると、読むときのリズムが生まれます。
画像を配置するときは、解像度とカラーモードに注意しましょう。
印刷用の写真は、実際のサイズで300ppi程度あるときれいに仕上がりやすいです。
Web用に圧縮された画像を大きく引き伸ばすと、印刷したときにぼやけて見えることがあります。
また、印刷会社によって推奨される設定は違いますが、入稿するときはPDF形式で書き出すのが一般的です。
InDesign上では、リンク切れやテキストのはみ出し、塗り足し不足が起きやすいので、完成前にプリフライト機能でエラーをチェックしておくと安心です。
紙・綴じ方・印刷方法でZineの印象を整える
Zineの雰囲気は、デザインだけじゃなくて紙によって大きく変わります。
写真やイラストを鮮やかに見せたいなら、コート紙やマットコート紙がよく選ばれます。
コート紙は発色がよくて、写真集やビジュアル中心のZineに向いています。
マットコート紙は光沢を抑えた落ち着いた質感で、写真と文章の両方を載せるリトルプレスに使いやすい紙です。
文章中心なら、反射が少なくて読みやすい上質紙も候補になります。
紙を選ぶときは、見た目だけじゃなくて、ページをめくったときの軽さや開きやすさも考えましょう。
表紙と本文で紙を変えると、冊子としての完成度が上がります。
たとえばA5・20ページ前後の中綴じZineなら、表紙を少し厚め、本文をやや軽めの紙にすると、扱いやすくて読みやすい仕上がりになります。
写真集みたいにしっかりした印象を出したいなら、表紙と本文の両方を厚めの紙にする方法もありますが、ページ数が多いと開きにくくなることがあります。
小さな判型のZineほど、紙が厚すぎるとページが勝手に戻りやすくなるので、サイズとページ数のバランスを見ることが大切です。
印刷方法は、少ない部数ならオンデマンド印刷が現実的です。
オンデマンド印刷は1部や10部みたいな小ロットでも注文しやすくて、同人イベントや展示会、個人販売向けのZineに向いています。
部数が多い場合はオフセット印刷のほうが1冊あたりの値段を抑えられることもありますが、初めて作るときは在庫を抱えるリスクも考える必要があります。
まずは少ない部数で作って、反応を見てから増刷する流れにすると、お金の面でも無理がありません。
印刷会社によって価格や用紙、納期、対応サイズが違うので、制作前に入稿テンプレートや仕様表を確認しておくとスムーズです。
PDF入稿では、InDesignから書き出したPDFをそのまま使うケースが多くなります。
書き出すときには、トンボと裁ち落とし、フォントの埋め込み、画像の圧縮設定、カラープロファイルを確認します。
印刷会社がPDF/X形式を推奨している場合は、その指定に合わせるとトラブルを減らせます。
特に注意したいのは、画面では問題なく見えても、印刷したときに文字化けや画像抜け、塗り足し不足が起こる可能性があることです。
入稿前にはPDFを別の環境で開いて、ページ順、余白、ページ番号、奥付の記載まで見直しておきましょう。
仕上げ・著作権・配布まで考えて完成度を高める
Zineは印刷して終わりじゃなくて、手に取ったときの体験まで含めて作品になります。
表紙にタイトルを大きく入れるのか、あえて小さく置いて静かな印象にするのかで、読む人が受け取る雰囲気は変わります。
帯やしおり、ステッカー、ポストカードみたいな小さな付属物を加えると、Zineの世界観を広げることもできます。
ただし、加工や付属物を増やすほど費用と作業時間も増えるので、最初の1冊では「表紙」「本文」「奥付」の完成度を優先するのがおすすめです。
奥付には、発行日、誌名、著者名またはサークル名、連絡先、印刷所名などを書くのが一般的です。
販売する場合は、連絡先としてメールアドレスやSNSアカウントを載せておくと、問い合わせや感想を受け取りやすくなります。
また、Zineの中で写真やイラスト、フォント、素材を使う場合は、利用規約やライセンスを必ず確認しましょう。
「フリー素材」と書いてあっても、商用利用が禁止されていたり、クレジット表記が必要だったりする場合があります。
個人で作る場合でも、有料で販売したりイベントで配ったりするなら、著作権への配慮は欠かせません。
完成したZineは、同人イベントや文学フリマ、Zineイベント、ギャラリー、カフェ、書店委託、オンラインショップなどで配ったり販売したりできます。
最初から大きな販路を狙うより、作品の内容に合う場所を選ぶことが大切です。
写真Zineなら展示会やSNSとの相性がよくて、エッセイや小説のリトルプレスなら文学系イベントや通販が向いています。
価格を決めるときは、印刷代だけじゃなくて、梱包材や送料、手数料、イベント参加費も含めて考えると赤字を防ぎやすくなります。
InDesignを使ったZine制作は、最初は設定項目が多くて難しく感じるかもしれません。
でも、サイズやページ数、綴じ方、紙、PDF入稿の流れを押さえれば、個人でも十分に完成度の高い冊子を作れます。
大切なのは、商業出版みたいにきっちり整えることだけじゃなくて、自分の視点や好きなものを紙の形に落とし込むことです。
同人誌として物語を届ける、リトルプレスとして街や暮らしを記録する、作品集としてポートフォリオにするなど、Zineの使い方は自由です。
まずは少ない部数から作って、実際に手に取れる一冊として、自分だけの表現を形にしてみましょう。
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