InDesignで白抜き文字の作り方をお探しですね。

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InDesignで見出しを目立たせる!白抜き文字・縁取り文字の作り方

InDesignでチラシやパンフレットを作っていると、「タイトルがもっと目立つといいのにな」「写真の上に文字を置いたら読みにくくなっちゃった」なんてことありませんか?そんなとき役立つのが、白抜き文字や縁取り文字です。

Illustratorほど自由度は高くありませんが、InDesignでも文字色や線の設定を工夫すれば、見出しに使える読みやすい文字装飾ができます。

今回は、初めての人でも迷わずできる基本のやり方から、ちょっとした応用テクニック、印刷するときに失敗しないコツまでまとめて紹介します。

1. まず知っておきたい文字装飾の基本

InDesignで文字を装飾するとき、最初に覚えておきたいのは「文字の塗り」「文字の線」「背景の塗り」は別々に設定するということです。

白抜き文字というのは、黒や濃い色の背景に白い文字を置いて目立たせる方法です。

一方、縁取り文字(袋文字)は、文字の周りに別の色の線をつけて、どんな背景の上でも読みやすくする方法です。

どちらも見出しを目立たせるために使いますが、使い分けるとより効果的です。

白抜きは「強く目立たせたいとき」、袋文字は「写真や柄の上でもはっきり読ませたいとき」に向いています。

作業を始める前に、文字ツールで見出しを入力して、フォントやサイズ、配置を決めておきましょう。

見出しには太めのゴシック体や角ばったフォントを使うと、白抜きや縁取りの効果がよく出ます。

逆に、細い明朝体や複雑なデザインのフォントに太い線をつけると、文字がつぶれて読みにくくなることがあります。

特に印刷する場合は、パソコンの画面で見たときと仕上がりが違うこともあるので、最初から少し大きめの文字サイズで作っておくと安心です。

InDesignでは、いま選んでいるのが「フレーム」なのか「文字」なのかで、同じ色設定でも結果が変わります。

文字に色をつけたいときは、文字ツールで文字を選ぶか、テキストフレームを選んだ状態でコントロールパネルの設定対象を文字側に切り替えます。

フレームを選んだまま塗りを変えると、文字じゃなくて背景の色が変わってしまうことがあります。

「あれ?色が変わらない」と思ったら、まず「いま何を選んでいるか」を確認してみてください。

これがInDesignで文字装飾をうまく進めるコツです。

2. 背景に映える白抜き文字の作り方

白抜き文字を作る一番シンプルな方法は、背景を濃い色にして、文字を白にすることです。

まず長方形ツールで見出しの後ろに黒や濃いグレー、濃紺などの背景を作ります。

その上に文字ツールで見出しを入力して、文字を選択したら塗りを「紙色」か白に設定します。

InDesignの「紙色」は、印刷するときにインキを乗せない部分を表していて、白い紙に印刷するなら白く見えます。

ただし、透明なフィルムや色のついた紙に印刷する場合は見え方が変わるので、その点は覚えておきましょう。

白抜き文字をきれいに見せるには、文字と背景の間に適度な余白を作ることが大切です。

背景いっぱいに文字を詰め込むと窮屈に見えて、読みやすさが落ちてしまいます。

テキストフレームの余白を調整したいときは、フレームを選んで「オブジェクト」メニューから「テキストフレーム設定」を開き、内側の余白を設定します。

上下左右に少し空きを作ると、白い文字が背景の中で落ち着いて見えます。

横書きの見出しなら中央揃え、縦書きなら行揃えをチェックして、文字が背景の真ん中に自然に収まるように調整しましょう。

背景に写真や柄を使う場合は、白い文字を置くだけだと読みにくくなることがあります。

そんなときは、写真の上に半透明の黒い長方形を敷いたり、文字に細い線をつけたりすると読みやすくなります。

半透明の背景を使う場合は、効果パネルで不透明度を調整して、写真の雰囲気を残しつつ文字を読みやすくします。

白抜き文字は目立つ表現ですが、背景とのコントラストが弱いと効果が薄れます。

デザインだけでなく、少し離れて見ても読めるか、PDFで縮小表示しても見えるかを確認しておくと、実際に使える見出しになります。

3. 縁取り文字(袋文字)の基本的な作り方

InDesignで袋文字を作る基本は、文字に「塗り」と「線」を両方設定することです。

文字ツールで見出しを選択して、塗りに内側の色、線に縁取りの色を指定します。

たとえば、内側を黒、線を白にすれば、黒い文字に白い縁取りがついた袋文字になります。

逆に、内側を白、線を黒にすれば、白い文字を黒いフチで囲んだ力強い見出しになります。

線の太さは文字サイズに合わせて控えめにするのがコツで、最初は0.5pt〜2ptくらいから試すと調整しやすいです。

大きなタイトルなら線を太くしてもかっこよく見えますが、小さな文字に太すぎる線をつけると文字がつぶれてしまいます。

文字に直接線をつける方法は簡単ですが、線が文字の輪郭をまたぐようについてしまうので、太くしすぎると文字の内側が狭く見えることがあります。

特に漢字は画数が多いので、袋文字にすると細かい部分が詰まりやすいです。

そんなときは、文字を複製して背面に重ねる方法が便利です。

前面の文字は塗りだけにして、背面の文字には同じ内容をコピーして太めの線を設定します。

背面の文字だけがフチとして見えるので、前面の文字の形をきれいに保てます。

複製したあとに文字がずれると見た目が崩れるので、コピーして同じ位置にペーストして、前面・背面をぴったり重ねるのがポイントです。

二重の縁取りを作りたいときは、さらに背面用のテキストを複製して、線の太さと色を変えたものを下に重ねます。

たとえば、前面を白文字、1枚目の背面を黒フチ、2枚目の背面をさらに太い白フチにすると、写真や柄の上でも文字がくっきり見えます。

InDesignにはIllustratorのアピアランスのように、1つの文字に何重にも線を重ねる機能はありませんが、複製を使えば実用的な二重フチくらいは作れます。

ただし、あとから文字を修正する場合は、複製したテキストもすべて直す必要があるので、確定前の原稿では複製しすぎないほうが管理しやすいです。

4. 効果を使った応用ときれいに仕上げるコツ

InDesignでは、文字やテキストフレームに「光彩(外側)」や「ドロップシャドウ」を使うことで、縁取りっぽい見せ方を追加できます。

たとえば、すでに黒フチをつけた文字の外側に黄色や白の光彩を足すと、二重フチのような雰囲気になります。

効果パネルで対象を選んで、光彩(外側)の不透明度を高めに設定し、サイズやスプレッドを調整すると、ぼかしの少ないフチ風の表現ができます。

ドロップシャドウも距離を0に近づけて、ぼかしやスプレッドを調整すれば、文字の周りに広がる輪郭として使えます。

ただし、効果はもともとぼかしや影を作る機能なので、完全にシャープな線とは少し見え方が違います。

装飾を増やせば見出しは目立ちますが、読みやすさが必ず上がるわけではありません。

袋文字では、内側の文字色、最初のフチ色、外側のフチ色のコントラストを意識することが大切です。

背景が暗い場合は外側に白系のフチを置くと文字が浮き上がりやすく、背景が明るい場合は黒や濃い色のフチが効果的です。

写真や柄の上では、背景の明るさが場所によって変わるので、白と黒を交互に使った二重フチが安定します。

逆に、似たような明るさの色を重ねると、装飾しているのに文字がぼやけて見えることがあります。

見出しはデザインの飾りである前に情報を伝える要素なので、最終的には「すぐ読めるか」を基準に判断しましょう。

よく使う白抜き文字や袋文字の設定は、段落スタイルや文字スタイル、オブジェクトスタイルとして保存しておくと作業がラクになります。

毎回手作業で色や線の太さを設定していると、ページごとに微妙な違いが出て全体の統一感が崩れてしまいます。

見出し用のフォント、サイズ、文字色、線幅、背景の余白などをスタイル化しておけば、複数ページのパンフレットやチラシでも同じ見た目を簡単に再現できます。

入稿前にはPDFを書き出して、画面表示だけでなく実際のサイズに近い状態で確認しましょう。

細い白フチが消えていないか、効果が強すぎて文字がにじんで見えないか、背景とのコントラストは十分かをチェックすれば、InDesignでも見出しに使える実用的な白抜き文字・縁取り文字がしっかり作れます。

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