InDesignで背景色を変更する方法をお探しですね。
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InDesignで背景色を変える方法を整理してみた【初心者向け】
InDesignで背景色を変えようとしたとき、「あれ、どうやるんだっけ?」ってなったことありませんか? 実は、何をしたいかによって方法が全然違うんです。
「画面上で紙の色を変えたいだけ」なのか、「実際に印刷される背景色をつけたい」のかで、やり方も注意点も変わってきます。
この記事では、InDesignで背景色を変える方法を、目的別にわかりやすく整理して説明していきます!
まずは基本:「背景色」と「ペーパー」って何が違うの?
InDesignで背景色を変える前に、まず知っておいてほしいことがあります。
それは、**「印刷される背景色」と「画面で見える紙の色」は別物**ということです。
InDesignには「ペーパー」という色がありますよね。
これは基本的に、「画面上で紙の色を再現するためのもの」なんです。
たとえば、白い紙じゃなくてクリーム色の紙に印刷する予定で作業したいとき、「ペーパー」の色を変えると画面上では紙色が変わったように見えます。
でも、これはあくまで見た目だけの話。
PDFにしたり印刷したりしても、その色がそのまま出てくるわけじゃないんです。
じゃあ、ページ全体を黒やベージュで塗りたいときはどうするか? そういうときは「ペーパー」を変えるんじゃなくて、**ページの一番後ろに四角いオブジェクトを作って、そこに色をつける**んです。
この方法なら、ちゃんとPDFにも反映されるし、印刷もされます。
もうひとつ注意したいのが、テキストフレームや図形に「ペーパー」を適用したとき。
これは「白いインクを印刷する」という意味じゃなくて、基本的には「下の色を抜いて紙地を見せる」という指定になります。
白い紙なら白く見えますが、色紙や特殊な印刷では思った通りにならないこともあるので、入稿データを作るときは特に気をつけてくださいね。
ページ全体の背景色を変えたいとき
ページ全体に背景色をつけたいときは、**ページより少し大きめの四角形を作って、一番後ろに置く**のが確実です。
やり方はこんな感じ:
1. 「長方形ツール」でページ全体を覆うように四角を描く
2. 好きな色を塗る
3. 一番後ろに配置する
ここでポイントなのが、**裁ち落とし(塗り足し)まで背景を伸ばす**こと。
印刷物をフチなしで仕上げたいときは、仕上がりサイズぴったりじゃダメなんです。
だいたい上下左右に3mmくらいの余裕を持たせます。
InDesignで赤いガイドが表示されてる部分まで四角形を広げておくと、印刷したときに白いフチが出ちゃうリスクを減らせます。
冊子で全ページに同じ背景をつけたい場合
複数ページの冊子やカタログで、全ページに同じ背景色をつけたいときは、**親ページ(マスターページ)を使う**のが便利です。
「ページ」パネルで親ページを開いて、そこに背景用の四角形を作って色をつければ、その親ページが適用されてる本文ページ全部に同じ背景が反映されます。
めっちゃ楽ですよ!
背景は文字や画像の下に置く必要があるので、「オブジェクト」メニューの「重ね順」から「最背面へ」を選ぶか、背景専用のレイヤーを作って一番下に配置しておくと管理しやすいです。
途中の章だけ背景色を変えたいときは? 親ページを複数作って、章ごとに違う親ページを適用すればOK。
全ページ共通の背景、章ごとの色分け、表紙だけ別背景…なんて指定も、きれいに整理して管理できます。
テキストフレームの背景色を変えたいとき
テキストフレームに背景色をつけるときは、**文字じゃなくて「フレーム」に色をつける**のがポイントです。
1. 「選択ツール」でテキストフレームを選ぶ
2. 「スウォッチ」パネルや「カラー」パネルで塗りの色を指定
このとき気をつけたいのが、文字ツールで文章の一部を選んでる状態だと、背景じゃなくて文字の色が変わっちゃうこと。
ツールパネルやスウォッチパネルには「塗り」と「線」の切り替えがあるので、フレームの塗りが選ばれてることを確認してから色を選んでくださいね。
余白や角丸の設定
背景色をつけたテキストフレームって、文字がフレームの端に近すぎると窮屈に見えませんか? そんなときは、「オブジェクト」メニューの「テキストフレーム設定」を開いて、「フレーム内マージン」を調整しましょう。
上下左右に余白を入れると、背景色と文字の間にいい感じの空間ができて、ぐっと読みやすくなります。
角を丸くしたいときは、「オブジェクト」メニューの「角オプション」で設定できます。
線をつけたいときは、同じフレームに線の色と太さを指定すればOK。
背景色付きの囲み枠として使えます。
本文中の一部だけに背景色をつけたいとき
本文の一部だけに背景色をつけたいときは、テキストフレーム全体を塗るんじゃなくて、**段落の背景機能**を使うと便利です。
バージョンによって名前や操作方法は違いますが、段落単位で網掛けみたいに色を敷ける機能があります。
これを使えば、文章が増えたり減ったりしても背景が自動的についてきてくれます。
手作業で四角形を文字の後ろに置く方法でもできますが、文章の修正が多いとズレちゃいやすいので、更新が多い原稿ならフレームの塗りや段落の設定を使い分けるのがおすすめです。
「ペーパー」を変えるときの注意点
「ペーパー」の色を変えたいときは、「スウォッチ」パネルで「ペーパー」をダブルクリックして、表示の色を変更します。
これで、画面上の紙色が白以外に見えるようになるので、色紙に印刷するデザインを作るときや、本文用紙の色味を想定してレイアウトを確認するときに便利です。
でも、**「ペーパー」はあくまで用紙のシミュレーション**なんです。
印刷されるインクの色じゃありません。
ページ全体を薄いベージュで印刷したいのに「ペーパー」だけをベージュに変えても、実際のPDFや印刷物では背景色として出てこない可能性があります。
背景を印刷したいなら、必ず色付きの四角形オブジェクトを置いてくださいね。
入稿前の確認ポイント
テキストフレームや図形に「ペーパー」を指定した場合、その部分は「紙の色を見せる」扱いになります。
白い用紙に印刷する普通のデータなら白い塗りみたいに見えますが、濃い色の紙に白い文字や白い図形を印刷したいとき、「ペーパー」指定では白いインクは出ません。
白インクを使う特殊印刷では、印刷会社が指定する特色名やレイヤー指定が必要になることが多いので、入稿前に必ず仕様を確認しましょう。
特に、色紙、透明素材、シール、パッケージなんかでは「画面では白く見えるのに印刷されない」っていうトラブルが起きやすいんです。
PDFを書き出す前には、こんなことをチェックしておくと安心です:
– 背景オブジェクトがロックされてないか
– ちゃんと最背面にあるか
– 塗り足しまで伸びてるか
InDesign上で見た目が合ってても、裁ち落としが足りないと印刷後に白い線が出ちゃうことがあります。
「表示」をプレビュー表示に切り替えたり、PDF書き出し後にAcrobatの出力プレビューで確認したりすると、背景色が実際に出力されるかどうか判断しやすくなりますよ。
入稿用PDFでは、裁ち落とし設定を含めて書き出すことも忘れずに!
まとめ:目的別に使い分けよう
InDesignで背景色を変える方法をまとめると、こんな感じです:
– **ページ全体の背景色を変える** → 背景用の四角形を作って塗りを設定
– **テキストフレームの背景色を変える** → フレームを選んで塗り色を指定
– **紙色の見え方だけを変える** → 「ペーパー」スウォッチを編集
特に印刷物を作るときは、画面上の見た目と実際に出力されるデータの違いを理解しておくことがすごく大切です。
「背景を印刷したいのか」「紙色をシミュレーションしたいだけなのか」を最初にはっきりさせておけば、InDesignでの背景色設定で迷うことはなくなります。
この記事が、みなさんのInDesign作業の参考になればうれしいです!
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