InDesignでページ番号を途中から開始する方法をお探しですね。

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目次を飛ばす!InDesignでページ番号(ノンブル)を途中から開始・特定のページだけ消す方法

InDesignで冊子や資料を作っていると、「表紙と目次にはページ番号を出さずに、本文の1ページ目から番号を始めたい」「特定の扉ページだけ番号を消したい」という場面がよくありますよね。

手入力でページ番号を直すこともできますが、ページの追加や差し替えがあるたびに崩れやすく、入稿前のミスにつながりがちです。

この記事では、InDesignでページ番号(ノンブル)を途中から開始したり、特定のページだけ消したりする方法を、初心者の方でも迷わないように順番に解説していきます。

InDesignのページ番号(ノンブル)は「親ページ」で管理するのが基本

InDesignでページ番号を正しく扱うには、まず「ノンブルは本文ページに直接入力しない」という考え方を押さえておくことが大切です。

ノンブルとは、冊子や書籍のページ番号のことです。

InDesignでは「親ページ」(旧バージョンでは「マスターページ」)と呼ばれる共通レイアウト上に配置して管理します。

親ページにページ番号用のテキストフレームを作っておけば、各ページに自動で番号が表示されて、ページを追加・削除しても連動して更新されるんです。

基本的な設定方法

1. ページパネルで親ページを開く
2. 文字ツールでノンブルを置きたい位置にテキストフレームを作る
3. メニューから「書式」→「特殊文字を挿入」→「マーカー」→「現在のページ番号」を選ぶ(または右クリックメニューから)

親ページ上では「A」など親ページ名のように表示されますが、実際の本文ページでは1、2、3のようなページ番号に置き換わります。

見開きの冊子なら、左ページ用と右ページ用でそれぞれ外側下部などに配置しておくと、一般的な本らしい体裁になりますよ。

ここが重要!

親ページ上の「A」という文字を手で「1」に書き換えないでください。

手入力にすると自動番号ではなくなってしまい、ページ構成を変更したときに番号が更新されなくなります。

InDesignのノンブルは、こんなふうに役割分担して考えるとわかりやすいです:

– **デザインの位置や書体** → 親ページで管理
– **番号の開始位置や表記スタイル** → セクション設定で管理

表紙、目次、本文、奥付が混在する冊子でも、この仕組みを使えば後から修正しやすい安全なデータになります。

目次を飛ばして本文からページ番号を開始する方法

表紙や目次を飛ばして、本文の最初を「1ページ」として表示したい場合は、「ページ番号とセクションの設定」を使います。

たとえば、こんな構成の冊子を作るとしましょう:
– 1ページ目:表紙
– 2ページ目:目次
– 3ページ目以降:本文(ここから1ページとして数えたい)

設定手順

1. ページパネルで本文開始ページ(この例では3ページ目)を選択
2. ページパネルのメニュー、または「レイアウト」メニューから「ページ番号とセクションの設定」を開く
3. 「セクションの開始」にチェックを入れる
4. 「ページ番号割り当てを開始」を選び、開始番号に「1」と入力

この設定をすると、ドキュメント上の物理的な3ページ目であっても、表示されるノンブルは1から始まります。

表紙や目次もページとしては存在しますが、本文とは別セクションとして扱われるため、冊子でよくある「前付けは数えない」「本文から1ページにする」という構成を作れるんです。

ページ番号のスタイルも変えられます

同じ画面でページ番号のスタイルも変更できます:

– 通常の 1、2、3
– ゼロ付き表記の 01、02、03
– ローマ数字の i、ii、iii など

目次だけローマ数字、本文から算用数字にするような本格的な書籍構成にも対応できますよ。

ここに注意!

「ページ番号を途中から開始すること」と「前のページのノンブルを消すこと」は別の操作です。

本文開始ページを1に設定しても、表紙や目次に親ページが適用されていれば、そこにも何らかの番号が表示されることがあります。

つまり、途中から番号を振る設定をしただけでは、不要なページ番号が完全に消えるとは限りません。

表紙や目次に番号を出したくない場合は、次の章で解説するように、該当ページだけ親ページの適用を変える必要があります。

また、見開き設定の冊子で本文開始ページを1にすると、InDesignの仕様上、奇数ページが右側に配置される関係で見開きの並びが変わることがあります。

これは印刷物の基本ルールとして、右ページが奇数、左ページが偶数になりやすいためです。

もし左ページから1を始めたいなど特殊な構成にする場合は、ページパネルの移動・シャッフル関連の設定を確認して、印刷所の入稿ルールとも照らし合わせると安心です。

見た目だけで判断せず、PDF書き出し後のページ順も必ず確認してくださいね。

特定のページだけページ番号を消す方法

扉ページ、白ページ、全面写真ページ、広告ページなど、ページとしては数えるけれどノンブルを表示したくないページってありますよね。

この状態は「隠しノンブル」と呼ばれることがあります。

番号のカウント自体は残したまま、見た目だけ非表示にするのが基本です。

たとえば本文10ページ目に章扉を入れる場合、そこにページ番号を出さなくても、次のページは11ページとして続くのが自然ですよね。

番号を削除するためにセクションを細かく分けると、かえって管理が複雑になるので注意が必要です。

方法1:「なし」の親ページを適用する(一番簡単)

もっとも簡単な方法は、ページパネルで「なし」の親ページを該当ページへドラッグして適用することです。

「なし」を適用すると、親ページ由来のノンブルや柱などの共通要素がそのページから外れます。

本文そのものや、そのページに直接配置した画像・テキストは消えません。

表紙のように、親ページの共通要素がまったく不要なページにはこの方法が向いています。

ただし、ノンブル以外のヘッダー、フッター、飾り罫なども同時に消えてしまうため、共通デザインを残したいページには別の方法が必要です。

方法2:ノンブルなしの親ページを作る(おすすめ)

ノンブルだけを消して、他の共通要素は残したい場合は、ノンブルなしの親ページを作るのが安全です。

1. 通常の本文用親ページを複製する
2. 複製した親ページからページ番号のテキストフレームだけを削除する
3. その親ページを、扉や写真ページなど番号を出したくないページに適用する

こうすれば、柱や背景の装飾は残しながら、ノンブルだけを非表示にできます。

あとからデザイン修正が入っても、親ページ単位で管理できるため、ページごとのズレや修正漏れが起きにくくなりますよ。

方法3:本文ページ上で親ページアイテムを上書きして削除する(最終手段)

一時的な対応として、本文ページ上で親ページアイテムを上書きして削除する方法もあります。

– **Mac**:Command+Shiftを押しながらノンブルをクリック
– **Windows**:Ctrl+Shiftを押しながらノンブルをクリック

こうすると、親ページ由来のオブジェクトを本文ページ上で個別に選択できる場合があります。

そのまま削除すれば、そのページだけノンブルを消せます。

ただし、この方法は後から親ページを修正したときに反映が不完全になったり、どのページを個別編集したか分からなくなったりしやすいため、最終手段として考えるのがおすすめです。

入稿前に確認したいノンブル設定の注意点

InDesignのノンブル設定で失敗しやすいのは、「画面上では合っているように見えるが、PDFにしたら想定と違う」というケースです。

特に、表紙・目次・本文・奥付・裏表紙を1つのファイルで管理している場合、ページ番号の開始位置、非表示ページ、見開きの左右、PDFのページ順をまとめて確認する必要があります。

印刷所に入稿するデータでは、ノンブルの表示だけでなく、実際のPDFページ数や表紙まわりの扱いも重要になってきます。

確認の手順

確認時は、次の順番でチェックしていきましょう:

1. 本文の最初が意図した番号になっているか
2. 表紙、目次、章扉、奥付、裏表紙など、番号を出さないページにノンブルが残っていないか
3. 隠しノンブルにしたページの次で番号が飛んだり戻ったりしていないか

ノンブルを消したいだけなのにセクション開始を増やしすぎると、途中から再び1ページに戻るなどのミスが起こることがあります。

基本は「番号の開始位置はセクション設定」「表示・非表示は親ページ」で分けて管理すると安定しますよ。

入稿前の重点チェックポイント

入稿前のチェックでは、次の点を重点的に確認するとミスを減らせます:

– [ ] 本文開始ページの「ページ番号割り当て」が正しい番号になっているか
– [ ] 表紙・目次・扉・裏表紙など、ノンブル不要ページに番号が表示されていないか
– [ ] 隠しノンブルの次ページで、番号の連番が自然につながっているか
– [ ] 見開きの左右と奇数・偶数ページの配置が印刷仕様と合っているか
– [ ] PDF書き出し後もInDesign上の見た目どおりになっているか

やってはいけないこと

ノンブルの上に白い四角形を置いて隠す方法は、急ぎの修正では使われることがありますが、基本的にはおすすめできません。

理由は次のとおりです:

– 背景が白でないページでは不自然に見える
– PDF確認時にオブジェクトとして残ってしまう
– あとからデザインを変更したときに白いオブジェクトだけが残り、意図しない欠けやズレの原因になる

長く使うデータや複数人で作業するデータでは、親ページを分けて管理するほうが確実です。

まとめ

InDesignで「目次を飛ばしてページ番号を途中から開始する」「特定のページだけノンブルを消す」作業は、仕組みを理解すれば難しくありません。

**ポイントをおさらいすると:**

1. **本文開始ページ**には「ページ番号とセクションの設定」で開始番号を指定
2. **番号を表示しないページ**には「なし」またはノンブルなしの親ページを適用
3. 直接削除や白ボックスで隠す方法に頼りすぎず、親ページとセクションを使い分ける

これが、修正に強い冊子データを作る近道です。

最後にPDFで全ページを確認すれば、印刷前のノンブルミスを大きく減らせますよ。

ぜひこの方法を使って、スムーズな入稿を実現してくださいね!

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