InDesignの生成拡張についてお探しですね。

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InDesignで画像が足りない!そんなとき使える「生成拡張」って何?

画像を紙面やバナーに配置したとき、「あれ、端が足りない…」ってなること、ありますよね。

横長のレイアウトに縦長の写真を使おうとすると、左右に余白ができてしまったり。

今までだったらPhotoshopで背景を伸ばしたり、別の写真を探し直したり、無理やりトリミングしたり…けっこう手間がかかっていました。

そこで注目されているのが、Adobe Firefly系のAI技術を使った「生成拡張(Generative Expand)」という機能です。

この記事では、InDesignでも使えるようになってきたこの便利な機能について、どんなことができるのか、どんな場面で役立つのか、使うときに気をつけたいポイントなどを、わかりやすく紹介していきます。

「生成拡張」って、どんな機能?

生成拡張(Generative Expand)は、画像の足りない部分をAIが自然に作り足してくれる機能です。

たとえば、横長の誌面に縦長の写真を置いたとき、左右に背景が足りなくて白い余白ができちゃうことってありますよね。

そんなとき、元の画像の色や雰囲気、光の当たり方なんかをAIが読み取って、違和感の少ない背景を自動で作ってくれるんです。

ただ画像を引き伸ばすのとは違って、周りの情報をもとに新しい部分を作り出すので、空や壁、床、草木、ぼかした背景なんかを補うのに向いています。

InDesignでこの機能が注目されている理由は、レイアウト作業がぐっとラクになるから。

今までは「InDesignで配置してみる→Photoshopで調整する→また戻して確認する」っていう行ったり来たりが必要でした。

でも生成拡張がInDesign上で使えるようになれば、作業の流れを止めずに、フレームに合った画像づくりができるんです。

カタログやパンフレット、雑誌、チラシ、SNS用の画像なんかを作るときは、特に時短効果が大きいですね。

ただし、この機能は「何でも完璧に直せる魔法」ではありません。

AIは周りの情報から「こんな感じかな?」って推測して背景を作るので、商品のロゴや人の手足、建物の細かい部分、文字なんかを正確に作るのは苦手です。

背景の余白を埋めるには便利だけど、思ってもみなかったものが混ざっちゃうこともあります。

だから実際の仕事では「背景を広げる補助ツール」として使って、最後はちゃんと自分の目で確認することが大事です。

InDesignで背景を補完する、基本的な使い方

InDesignで生成拡張を使う流れは、こんな感じです。

まず、レイアウトに配置した画像のフレームを、デザインに合わせて広げます。

すると、元の画像だけでは埋まらない余白ができますよね。

そこで生成拡張の機能を実行すると、AIが画像の周りを見て、「このまま続いていそうな背景」を作ってくれます。

いくつか候補が出てくることもあるので、一番自然に見えるものを選んで、必要なら作り直したり調整したりします。

実際に使うときに意識したいのは、先に「どんな仕上がりにしたいか」を決めておくこと。

たとえば人物写真なら、人物そのものはいじらずに、左右の背景だけを広げるほうが安全です。

商品写真なら、商品の形やラベルにAIが変なことをしないように、背景部分だけを広げるようにすると失敗が少なくなります。

背景がシンプルなグラデーションや壁だったら自然な結果になりやすいけど、複雑な模様や規則的なパターンがある場合は、生成したあとに違和感がないか、よく見ておく必要があります。

あと、生成拡張を使う前に、画像フレームとトリミングの関係を整理しておくと効率的です。

InDesignでは画像そのものとフレームは別々に扱えるので、フレームだけを広げたのか、画像を拡大縮小したのかで見え方が変わってきます。

先にレイアウト上の必要なサイズを決めて、画像の見せたい部分を固定してから背景を補うと、やり直しが減りますよ。

生成した結果を採用したあとも、印刷物で使うなら解像度やリンク状態、カラーモード、塗り足しがあるかどうかを確認しておくと安心です。

こんなときに役立つ!生成拡張の便利な使い方

生成拡張が特に役立つのは、写真の構図は良いんだけど、レイアウトに対して背景がちょっと足りない…っていう場面です。

たとえば表紙デザインでタイトルを入れる余白が足りないとき、人物の横に自然な背景を作り足せば、文字を置くスペースが確保できます。

Webバナーでも、正方形の写真を横長に展開したいときに左右の背景を補えるので、同じ素材からいろんなサイズのバナーを作りやすくなります。

紙媒体でも、見開きページや裁ち落としデザインで写真を使うとき、端まで背景を広げられるのはありがたいですよね。

制作の現場では、画像素材が足りなくてスケジュールに影響が出ることもあります。

再撮影が難しかったり、クライアントからもらった写真しか使えなかったり、ストックフォトでも近い構図が見つからなかったり…。

そんなとき、背景を補完するだけでデザインの選択肢が広がります。

もちろん、被写体そのものを変えるような使い方には注意が必要だけど、「足りない余白を埋める」「文字を置くスペースを作る」「いろんなサイズに対応する」っていう使い方なら、今までより短い時間で現実的な解決策が出せるようになります。

それに、InDesign内で生成拡張が使えることは、デザイナーだけじゃなくて編集者や進行管理の人にとってもメリットがあります。

ラフの段階で「この写真は使えないな」って思ってた素材でも、背景を少し補えば採用できるかもしれないからです。

デザイン案を検討する段階で画像の使い道を広げられれば、素材探しや差し替えのお願いをする回数も減らせます。

結果的に、制作全体のスピードが上がって、限られた時間の中でも完成度を高めやすくなるんです。

使う前に知っておきたい注意点

生成拡張を実際の仕事で使うときは、まず生成した結果が自然かどうか、正確かどうかを確認しましょう。

背景の色や光は自然に見えても、細かく見ると変な模様が混ざってたり、建物の線が歪んでたりすることがあります。

特に印刷物では、画面上では気づかなかった違和感が、校正のときに目立っちゃうこともあります。

だから、生成したあとは全体表示だけじゃなくて、拡大してもチェックすることが大事です。

人物、商品、ブランドのロゴ、文字、地図、数字なんかの周りは、AIが変なものを作ってないか、特によく見ておきましょう。

著作権や利用条件にも注意が必要です。

Adobe Firefly系の生成AIは商用利用を考えて作られていますが、実際に使える範囲は契約プランやアプリのバージョン、機能の提供状況によって変わることがあります。

企業案件や広告案件では、クライアントのAI利用に関するルールに従うことも大切です。

生成AIが使えるかどうか、生成したものをどう扱うか、クレジット表記が必要かどうか、修正履歴の管理なんかは、案件ごとに確認しておくとトラブルを避けられます。

実際の仕事での判断基準としては、「背景を補うだけにとどまっているか」「見る人に誤解を与えないか」「ブランドや商品のイメージを損なわないか」を考えるといいでしょう。

たとえば青空や壁紙を延長するくらいなら比較的使いやすいけど、観光地の景色、料理の盛り付け、医療・不動産・教育みたいに正確さが大事な写真では、生成によって事実と違う印象を与えないように気をつける必要があります。

AIが作った部分は便利な補助だけど、それを採用するかどうかは、作る人がちゃんと責任を持って判断しないといけません。

まとめ

InDesignにもAIの波がやってきて、生成拡張(Generative Expand)はレイアウト制作の可能性を大きく広げてくれる機能になってきています。

画像の足りない背景を補完できれば、素材不足で妥協することが減って、デザインの自由度も高まります。

ただし、AI生成は最終的な品質を自動で保証してくれるわけじゃありません。

便利さを活かしながらも、解像度や自然さ、権利関係、案件のルールをしっかり確認して、最後は人の判断で仕上げることが大切です。

InDesignを日常的に使っている人ほど、生成拡張を「時短」と「品質アップ」の両方に役立つ新しい道具として、取り入れてみる価値がありますよ。

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