InDesignの新規ドキュメント作成についてお探しですね。
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InDesignで冊子やチラシを作るとき、最初の設定でつまずかないために
InDesignで冊子やチラシ、本のデータを作り始めるとき、最初にぶつかる壁が「新規ドキュメントの設定」です。
ページのサイズや綴じ方、余白、段組、裁ち落としといった項目を「まあ、なんとなくこれでいいか」と決めてしまうと、後からレイアウト全体を直す羽目になって大変なことに。
この記事では、InDesignで新しくドキュメントを作るときの基本と、ページサイズや余白の設定方法を、初心者の方にも分かりやすく説明します。
印刷物でもPDFでも使える考え方なので、作業前のミスを減らすヒントにしてください。
1. 新しいドキュメントを作るとき、最初にチェックすべきこと
InDesignで新しいデータを作るときは、「ファイル」メニューから「新規」→「ドキュメント」を選びます。
ここで設定する内容が、これから作るものの土台になるのでとても大事です。
ページサイズをA4にするのか、B5や四六判みたいな本のサイズにするのか。
縦向きか横向きか。
見開きで作るのか。
こうした選択によって、レイアウトの考え方がガラッと変わります。
特に冊子や本を作るなら、「見開きページ」と「綴じ方向」の確認は必須です。
右綴じは縦書きの本や漫画でよく使われ、左綴じは横書きのパンフレットや報告書、英語の本なんかで使われます。
新規ドキュメントの画面では、ページ数や開始ページ番号も設定できます。
最初は1ページだけで始めてもOKですが、ページ構成が決まっているなら、最初から必要なページ数を入れておくと作業しやすいです。
それから、印刷物を作るなら「裁ち落とし」の設定も忘れずに。
裁ち落としっていうのは、仕上がりサイズの外側まで背景や写真を伸ばしておくための余白のこと。
だいたい3mmくらいに設定することが多いですが、印刷会社によって指定が違うこともあるので確認しておきましょう。
新規ドキュメントの設定では、ページサイズばかりに目が行きがちですが、本当に大事なのは「何を作るのか」を先に決めることです。
たとえば社内資料のPDFなら、A4・左綴じ・裁ち落としなしで十分なこともあります。
でも印刷するパンフレットなら、仕上がりサイズ、裁ち落とし、余白、ページ番号の位置まで考えておく必要があります。
設定は後からでも変えられますが、すでに配置した文字や画像の調整が必要になることも。
だから、作る前に用途、出力方法、ページ数、綴じ方向を整理してから始めるのが基本です。
2. ページサイズの選び方と、後から変える方法
ページサイズは、完成品の仕上がり寸法を決める設定です。
A4やA5、B5みたいな定型サイズなら、新規ドキュメント画面のリストから選ぶだけで設定できます。
チラシや資料ならA4、冊子ならA5やB5、書籍なら四六判や文庫判に近いサイズが使われます。
ただし、同じ「四六判」でも、出版社や印刷会社によって実際のサイズが微妙に違うことがあるので要注意。
書籍や商業印刷のデータを作るときは、名前だけで判断せず、必ず幅と高さの数値を確認してください。
すでに作ったドキュメントでページサイズを変えたいときは、「ファイル」メニューの「ドキュメント設定」から変更できます。
ここで幅と高さを入力すれば、ドキュメント全体のサイズを変えられます。
ただし、ページサイズを変えても、配置済みの文字や画像が自動的にいい感じに調整されるわけじゃありません。
ページが小さくなれば要素がはみ出すし、大きくなれば余白が不自然に広く見えることもあります。
サイズ変更後は、余白、段組、画像のトリミング、テキストボックスの位置を必ず確認しましょう。
ページごとに違うサイズを使いたいときは、ページツールを使って個別に変更する方法もあります。
表紙だけ横長にしたい、折り込みページを入れたい、広告ページだけ別サイズにしたい、なんてときに便利です。
ただ、普通の冊子や本ではページサイズは統一するのが基本。
印刷するときに、ページごとのサイズ違いがトラブルの元になることもあるので、特殊な仕様にするなら事前に印刷会社に確認しておくと安心です。
InDesignは自由に変更できますが、「変更できること」と「印刷上問題ないこと」は別だと思っておきましょう。
よく使う独自サイズがあるなら、毎回手入力するんじゃなくて、プリセットとして保存しておくと便利です。
新規ドキュメント画面で幅・高さ・余白・裁ち落としなどを設定して、プリセット登録しておけば、次から同じ条件でサクッと作れます。
定期的に同じサイズの冊子を作る人や、会社指定の資料フォーマットがある人には特におすすめです。
3. 余白(マージン)設定の基本と、読みやすい余白の考え方
マージン(余白)っていうのは、ページの端から本文や主要な要素までの空きスペースのこと。
InDesignでは「レイアウト」メニューの「マージン・段組」から設定できます。
新規ドキュメント作成時にも入力できますし、後から変更することもできます。
マージンは単なる空白じゃなくて、読みやすさやデザインの安定感を左右する大事な設計要素です。
余白が狭すぎると窮屈で読みづらくなるし、広すぎると情報が少なく見えたり、間延びした印象になったりします。
特に本文が多い書籍や冊子では、余白の取り方が紙面全体の品質を決めます。
マージンには、上・下・内側・外側という考え方があります。
見開きページを使う場合、左右じゃなくて「内側」と「外側」で設定される点に注意してください。
内側は綴じられる側の余白で、外側はページを開いたときの外端です。
無線綴じや中綴じの冊子では、綴じ部分に文字が近すぎると読みづらくなるので、内側の余白をちょっと広めに取ることがあります。
一方、片面のチラシやポスターなら、内側・外側というより、上下左右のバランスを見ながら設定します。
作るものの形式によって、適切な余白の考え方は変わるんです。
初心者が余白を決めるときは、最初から細かい数値にこだわりすぎるより、目的に合う余白を意識することが大切です。
たとえばビジネス資料なら、情報の整理と読みやすさが大事なので、余白を適度に確保した整ったレイアウトが向いています。
雑誌風のデザインなら、写真を大きく見せるために余白を大胆に使う場合もあります。
書籍の本文ページでは、綴じ側(ノド側)に余裕を持たせつつ、1行が長くなりすぎないように調整します。
マージンは「空いてる場所」じゃなくて、視線を誘導して、本文を読みやすくするための設計なんです。
マージンを変更するとき、既存のテキストボックスや画像が自動で完全についてくるとは限りません。
マージンガイドはあくまで配置の目安で、すでに置いたものの位置を全部調整してくれるわけじゃないからです。
マスターページ(親ページ)を使って本文フレームを管理している場合は、親ページ側のフレームやガイドも合わせて見直すと効率的です。
ページ数が多いドキュメントほど、個別ページで場当たり的に直すより、親ページや段落スタイルと組み合わせて調整したほうがミスを減らせます。
マージン設定は、レイアウト全体のルール作りとして考えると扱いやすくなりますよ。
4. 初期設定・プリセットを整えて、作業効率とミスを減らそう
InDesignでは、ドキュメントを何も開いていない状態で設定を変更すると、その後に作る新規ドキュメントの初期値として反映される項目があります。
たとえば、よく使うページサイズや綴じ方向、余白の数値をあらかじめ設定しておけば、毎回同じ変更を繰り返す手間が省けます。
普段A4横の資料を作る人、B5の冊子を作る人、縦書き右綴じの本を扱う人では、使いやすい初期設定が違いますよね。
InDesignを自分の作業に合わせて整えておくことは、時短だけじゃなくて設定ミスの防止にもつながります。
余白や段組の初期値も、作業スタイルに合わせて見直す価値があります。
新規ドキュメントを作るたびに上下左右の余白を変えているなら、デフォルト設定やドキュメントプリセットを活用したほうが楽です。
段組っていうのは、本文エリアを複数の列に分ける設定で、雑誌やパンフレット、ニュースレターなんかでよく使われます。
1段組の本文ページと、2段組・3段組の情報ページでは、読みやすい文字サイズや行間も変わります。
単に段数を増やすだけじゃなくて、段と段の間の広さや文字量とのバランスも確認しながら設定しましょう。
新規作成時にチェックしておきたい項目は、ページサイズ、向き、綴じ方向、ページ数、余白、段組、裁ち落としです。
さらに、印刷会社に入稿する場合は、カラーモードや画像解像度、PDF書き出し設定も後の工程で重要になってきます。
これらは新規ドキュメント画面だけで完結するものじゃないけど、最初の設計が正しければ後の確認もスムーズになります。
特に複数人で作業する案件では、最初にドキュメント仕様を共有しておくと、ページごとのズレや余白の不統一を防ぎやすくなりますよ。
InDesignの新規ドキュメント作成とページサイズ変更・余白設定の基本は、「後で直せるから適当に始める」んじゃなくて、「後の工程を考えて最初に整える」ことにあります。
ページサイズは完成品の寸法を決め、余白は読みやすさとデザインの安定感を作り、プリセットは日々の作業効率を高めます。
作成後の変更方法も覚えておくと安心ですが、変更にはレイアウト崩れの確認がついてきます。
最初に用途と出力条件を整理して、適切なサイズと余白を設定すれば、InDesignでの制作はグッと進めやすくなります。
この記事が、スムーズな制作のヒントになれば嬉しいです。
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