InDesignのノンブルについてお探しですね。
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InDesignでページ番号を自動で入れる方法【初心者向け完全ガイド】
InDesignで冊子やカタログを作るとき、ページ番号を1ページずつ手入力していませんか? それだと、ページを追加したり削除したりするたびに、番号を全部直さないといけなくて大変ですよね。
実は、InDesignには「親ページ」という便利な機能があって、これを使えばページ番号が自動で表示されるんです。
ページの順番を入れ替えても、新しいページを追加しても、番号は自動で更新されます。
この記事では、InDesignでページ番号(ノンブル)を自動で入れる基本的なやり方から、「表紙には番号を出したくない」「途中のページから番号を始めたい」といった応用テクニックまで、わかりやすく解説します。
1. まずは「親ページ」の仕組みを理解しよう
InDesignでページ番号を扱うとき、最初に知っておきたいのが「親ページ」という考え方です。
親ページは、昔のバージョンでは「マスターページ」と呼ばれていた機能で、簡単に言うと「複数のページで共通して使いたいパーツをまとめて管理できるテンプレート」のようなものです。
たとえば、ページ番号やヘッダー、フッター、会社のロゴ、背景の飾りなどを親ページに配置しておけば、その親ページを適用したすべてのページに自動的に表示されます。
透明なフィルムに共通パーツを描いて、各ページに重ねるようなイメージですね。
なぜ親ページを使うの?
普通のページに直接ページ番号を入力してしまうと、ページを追加したり順番を変えたりしたときに番号がズレてしまいます。
でも、親ページに「現在のページ番号」という特殊なマーカーを入れておけば、InDesignが自動的に各ページの番号を更新してくれるんです。
親ページ上では「A」と表示されていても、実際の1ページ目では「1」、2ページ目では「2」というように、ちゃんと正しい番号が表示される仕組みになっています。
初心者がつまずきやすいポイント
「親ページ上でアルファベットが表示される」という点は、初めての人が「あれ? おかしいな」と思いやすいところです。
でも、これは正常な状態なので安心してください。
A-親ページに配置したページ番号マーカーは、親ページ上では「A」と表示されますが、実際のページに戻ると、そのページの番号に自動的に変わります。
親ページを使う最大のメリット
親ページの一番いいところは、**修正が一度で済む**ことです。
たとえば、「ページ番号の位置をもう少し上にしたい」「フォントサイズを大きくしたい」といった変更をしたいとき、親ページ上のページ番号を修正するだけで、適用されているすべてのページに反映されます。
ページ数が多い冊子やマニュアルを作るときほど、この管理方法の便利さを実感できるはずです。
2. 【基本】親ページにページ番号を自動で入れる手順
それでは、実際にページ番号を自動で入れる手順を見ていきましょう。
ステップ1:ページパネルを開く
まず、画面の右側にある「ページ」パネルを表示します。
表示されていない場合は、上のメニューから「ウィンドウ」→「ページ」を選んでください。
パネルの上半分には親ページ、下半分には実際のドキュメントページが表示されます。
ステップ2:親ページの編集画面に移動する
ページ番号を設定したい親ページ(たとえば「A-親ページ」)をダブルクリックして、親ページの編集画面に移動します。
ステップ3:ページ番号を表示する場所を決める
文字ツール(T)を選んで、ページ番号を表示したい位置にテキストフレームを作ります。
よくある配置場所は:
– ページの下部中央
– ページの下部外側(左ページは左下、右ページは右下)
– ページの上部(ヘッダー部分)
見開きで作っている場合は、左ページ用と右ページ用の両方にテキストフレームを作りましょう。
ステップ4:ページ番号マーカーを挿入する
テキストフレーム内をクリックしてカーソルを置いたら、上のメニューから:
**「書式」→「特殊文字を挿入」→「マーカー」→「現在のページ番号」**
を選びます。
すると、テキストフレーム内に「A」などの文字が表示されます。
これがページ番号マーカーです。
親ページ上では親ページ名が表示されますが、実際のページでは正しい番号に変わるので心配いりません。
ステップ5:見た目を整える
挿入したページ番号は、普通の文字と同じようにフォント、サイズ、色、揃え位置などを自由に調整できます。
デザインに合わせて整えてください。
ステップ6:本文ページで確認する
設定が終わったら、ページパネルで本文ページをダブルクリックして戻ってみましょう。
ページ番号が自動的に表示されているはずです!
手順のまとめ
1. 「ページ」パネルで親ページをダブルクリック
2. 文字ツールでページ番号を表示したい場所にテキストフレームを作成
3. 「書式」→「特殊文字を挿入」→「マーカー」→「現在のページ番号」を選ぶ
4. フォントやサイズ、位置を調整
5. 本文ページに戻って、番号が表示されているか確認
注意点:親ページが適用されているか確認しよう
ページパネルで本文ページのサムネールを見ると、適用されている親ページの名前が表示されています。
ページ番号を入れた親ページが適用されていないページには、当然ながらページ番号は表示されません。
必要に応じて、親ページを本文ページにドラッグするか、ページを選択してから「親ページを適用」で設定してください。
3. 【応用】表紙に番号を出さない・途中から開始する方法
冊子を作るとき、「表紙にはページ番号を表示したくない」「本文の開始ページから1ページ目としてカウントしたい」というケースはよくありますよね。
表紙にページ番号を出さない方法
表紙にページ番号を表示しない一番簡単な方法は、**表紙用に別の親ページを用意すること**です。
たとえば:
– 表紙用:ページ番号なしの親ページ
– 本文用:ページ番号ありの親ページ
このように分けておけば、後からページが増えても管理しやすくなります。
途中のページから「1」を始める方法
たとえば、1ページ目が表紙、2ページ目が目次、3ページ目から本文が始まる冊子を作るとします。
この場合、3ページ目を「1」としてカウントしたいですよね。
そんなときは、**「セクション設定」**を使います。
設定手順:
1. ページパネルで、番号を「1」から始めたいページ(この例では3ページ目)を選択
2. パネル右上のメニューから「ページ番号とセクションの設定」を開く
3. 「セクションを開始」にチェックを入れる
4. 「ページ番号割り当てを開始」で開始番号(この場合は「1」)を入力
5. OKをクリック
これで、3ページ目が「1」として表示されるようになります。
大事なポイント
– **ページ番号の見た目**(デザイン)は親ページで作る
– **何番から始めるか**はセクション設定で管理する
この役割分担を理解しておくと、複雑な冊子でも迷わず設定できるようになります。
注意:選択しているページを確認しよう
InDesignでは、「ページパネルで選択しているページ」と「画面に表示しているページ」が違うことがあります。
慣れないうちは、設定したいページをページパネルでダブルクリックして、表示と選択が一致していることを確認してから操作すると安心です。
章ごとに親ページを分ける応用テクニック
長い報告書や書籍では、章ごとに親ページを分けることもあります。
基本のデザインやページ番号は共通で、章ごとに帯の色や見出しだけ変えたい場合は、基準となる親ページを作って、それを元に別の親ページを作成すると効率的です。
親ページ同士に親子関係を持たせれば、共通のページ番号は一括管理しながら、章ごとの装飾だけを変えられます。
4. 【トラブル対処】ページ番号が表示されない・ずれるときのチェックリスト
「設定したはずなのにページ番号が表示されない!」というときは、次のポイントを順番に確認してみてください。
チェック1:親ページは正しく適用されている?
まず確認したいのは、**ページ番号を配置した親ページが、本文ページに適用されているか**です。
ページパネルで各ページのサムネールを見ると、適用されている親ページの名前が表示されています。
目的の親ページ名が付いているか確認しましょう。
違う親ページが適用されている場合は、ページ番号入りの親ページをドラッグして適用してください。
チェック2:普通の文字を入力していない?
親ページ上に「1」と手入力してしまうと、すべてのページに同じ「1」が表示されてしまいます。
自動で番号を振るには、必ず「書式」→「特殊文字を挿入」→「現在のページ番号」から挿入する必要があります。
**見分け方:**
– 親ページ上で「A」や「B」と表示されている→正しくマーカーが入っている状態
– 親ページ上で具体的な数字が入っている→手入力の可能性あり
チェック3:一部のページだけ消えている場合
特定のページだけページ番号が消えている場合は、そのページで親ページの要素が削除または上書きされている可能性があります。
InDesignでは、Ctrl+Shift(MacはCommand+Shift)を押しながら親ページ由来のオブジェクトをクリックすると、本文ページ上で個別に編集できるようになります。
便利な機能ですが、誤ってページ番号を削除してしまうと、そのページだけ番号が出なくなります。
**対処法:**
必要であれば、そのページに親ページを再適用して、上書き状態をリセットしましょう。
チェック4:左右のページで位置がおかしい
冊子では、左ページと右ページでページ番号の位置を対称にすることが多いです。
中央揃えにするのか、外側に寄せるのかで読みやすさが変わります。
また、綴じ方向が右開きか左開きかによって、読者がページ番号を探す位置も変わります。
新規ドキュメント作成時の設定を確認してみてください:
– 綴じ方向(右開き/左開き)
– 見開きページの有無
– 親ページ上の左右配置
最終チェック:全ページを通して確認しよう
仕上げ前には、PDFに書き出す前の段階で、全ページを通して確認することをおすすめします。
特に次の作業をした後は、ページ番号の表示を見落としやすいので注意:
– ページの追加や削除
– セクション設定の変更
– 親ページの差し替え
印刷物の場合、ページ番号のミスが納品後に発覚すると修正コストが大きくなってしまいます。
親ページで自動化しつつ、最後にページパネルと実際のページ表示の両方で確認するのが、安定したInDesign作業の基本です。
まとめ
InDesignのページ番号は、親ページで管理するのが基本です。
最初は少し難しく感じるかもしれませんが、一度覚えてしまえば作業効率が格段にアップします。
この記事を参考に、ぜひ自動ページ番号の設定にチャレンジしてみてください!
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