InDesignでインタラクティブPDFの作り方をお探しですね。
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紙のカタログをもっと便利に!InDesignで作る「動くPDF」の作り方
紙のカタログをそのままPDFにしただけだと、ただページをめくって読むだけの資料になりがちですよね。
でも、InDesignを使えば、商品ページから会社のWebサイトにジャンプできたり、目次をクリックして見たいページにすぐ飛べたり、動画を再生できたりする「インタラクティブPDF」が作れるんです。
この記事では、電子カタログとして配りやすくて、読む人が迷わず使えるPDFの作り方を、設定方法から書き出しのコツ、注意点までわかりやすく解説します。
1. リンクや動画が動く!InDesignで作るインタラクティブPDFって?
インタラクティブPDFというのは、普通のPDFに「クリックすると反応する仕掛け」を入れたもののことです。
たとえば、Webサイトに飛べるリンク、目次から好きなページにジャンプできるボタン、メールアドレスをクリックするとメールソフトが立ち上がる機能、動画や音声を埋め込むこともできます。
紙のデザインの良さはそのままに、デジタルならではの便利さをプラスできるので、商品カタログや会社案内、営業資料、マニュアル、教材なんかにぴったりなんです。
InDesignがインタラクティブPDF作りに向いている理由は、きれいなレイアウトを作る機能と、PDF用のインタラクティブ機能を同じソフトで一緒に使えるからです。
IllustratorやPowerPointでもPDFは作れますが、ページ数が多くて、商品画像や価格表、説明文、問い合わせリンク、動画サムネイルなんかをきちんと整理して配置したいときは、InDesignのほうが断然ラクです。
ただし、ここで注意!インタラクティブPDFは「どんなアプリで開いても同じように動く」わけじゃありません。
Webリンクやページジャンプは割とどのPDFビューアでも動きやすいんですが、PDF内に埋め込んだ動画や音声は、見るアプリによって再生できないこともあります。
Adobe AcrobatやAdobe Readerなら再生できても、ブラウザのPDF表示機能、MacのプレビューApp、スマホやタブレットの標準ビューアでは表示されなかったり、空白になったりすることも。
この違いを知っておくことが、実際に使える電子カタログを作る第一歩です。
2. InDesignでリンク・ボタン・動画を設定する基本の流れ
まずは、いつも通り印刷物を作る感覚でInDesignでレイアウトを組みます。
商品写真、説明文、見出し、価格表、アイコンなどを配置して、読む人が「どこを見ればいいか」がわかる紙面に整えましょう。
そのうえで、クリックしてほしい場所にリンクやボタンを設定していきます。
文字や画像にWebサイトへのリンクを付けたいときは、対象を選んで「ハイパーリンク」パネルからURLを指定すればOK。
商品画像や「詳細はこちら」ボタン、QRコード風の案内画像なんかにリンクを付けておけば、電子カタログから商品ページや問い合わせフォームへスムーズに誘導できます。
目次やページ内移動を作りたいときは、ページリンクやボタン機能を使います。
たとえば、表紙に「商品一覧へ」「お問い合わせへ」みたいなボタンを置いて、それぞれ指定のページに飛ぶように設定すれば、読む人はページを順番にめくらなくても目的の情報にたどり着けます。
InDesignの「ボタンとフォーム」パネルを使えば、画像や図形をボタンにして、クリックしたときの動きを指定できます。
見た目は普通の画像なのに、PDFでは押せるパーツになるので、デザインの雰囲気を壊さずに使いやすさをアップできるんです。
動画を扱う場合は、PDF内に直接埋め込む方法と、動画のサムネイル画像に外部リンクを付ける方法があります。
InDesignでは動画ファイルを配置して、インタラクティブPDFとして書き出せば、対応している環境ではPDF内で再生できることも。
でも、さっきも言ったように見る環境によって動いたり動かなかったりするので、たくさんの人に配る電子カタログなら、YouTubeやVimeo、自社サイトの動画ページへリンクする設計のほうが現実的です。
紙面には再生ボタン付きのサムネイル画像を置いて、クリックするとブラウザで動画が開くようにしておけば、スマホやタブレットでも比較的安定して見てもらえます。
設定するときに大事なのは、「クリックできることが見た目で伝わる」ようにすることです。
リンクを仕込んでも、見た目がただの文字や画像のままだと、読む人は「これ押せるんだ!」って気づきません。
ボタンっぽい背景、下線付きの文字、再生アイコン、矢印、「クリック!」みたいな短い案内文を入れると、タップやクリックしてもらいやすくなります。
インタラクティブPDFは機能を増やすほど便利になりますが、「何ができるのか」がわかりにくいと逆に使いづらくなるので、デザインと導線はセットで考えましょう。
3. インタラクティブPDFとして書き出す設定と確認のポイント
InDesignでリンクやボタン、動画サムネイルなどの設定が終わったら、いよいよPDFを書き出します。
ここで気をつけたいのが、普通の印刷用PDFじゃなくて「Adobe PDF(インタラクティブ)」を選ぶこと。
印刷用PDFで書き出しちゃうと、設定したインタラクティブ要素がうまく反映されないことがあるんです。
メニューから「ファイル」→「書き出し」を選んで、形式で「Adobe PDF(インタラクティブ)」を指定して保存しましょう。
電子カタログとして画面で見せるなら、ページ単位で見せるか、見開きで見せるかもここで決めます。
書き出し設定では、ページ範囲、表示方法、画像解像度、圧縮、フォームとメディアの扱いなどをチェックします。
画質を上げすぎるとファイルサイズが大きくなって、メール添付やWebに載せるときに困ります。
逆に圧縮しすぎると、商品写真や細かい文字が読みにくくなっちゃいます。
電子カタログでは、見やすさと軽さのバランスが大事。
特にスマホで見ることも考えるなら、データ容量を抑えつつ、商品画像や価格、問い合わせ先がはっきり見える状態を目指しましょう。
書き出したPDFは、必ずいろんな環境で確認してください。
Acrobatだけで問題なく動いても、ブラウザやスマホではリンクの開き方が違うことがあります。
最低でも、PCのAdobe Acrobat、主要ブラウザのPDF表示、スマホかタブレットのPDFビューアで確認しておくと安心です。
チェックポイントは、Webリンクが正しいURLに飛ぶか、ページ内リンクが指定ページに移動するか、ボタンの範囲が押しやすいか、動画リンクが意図した画面で開くか、ファイルサイズが配り方に合っているか、などです。
特に動画については、PDF内に埋め込んだ場合と外部リンクにした場合で確認内容が変わります。
埋め込み動画は、対応しているビューアならPDF内で再生できる可能性がありますが、非対応の環境では表示されなかったり、再生ボタンが反応しなかったりします。
外部リンク方式なら、PDFの互換性は高くなりやすいですが、ネット接続が必要になります。
営業資料や展示会で配る資料など、オフライン環境で使う可能性がある場合は、動画なしでも内容が伝わる紙面にしておくか、別で動画ファイルを用意するなどの工夫が必要です。
4. 電子カタログとして失敗しないためのコツと実用的な作り方
インタラクティブPDFを電子カタログとして使うなら、機能をたくさん詰め込むことより「読む人が迷わず次の行動に進めること」を優先するのが成功のコツです。
たとえば、商品紹介ページなら「詳細を見る」「購入ページへ」「資料請求」「問い合わせ」など、目的に合わせた導線をはっきりさせます。
会社案内なら、サービスページ、採用ページ、問い合わせフォームへのリンクが効果的。
ただリンクを増やすんじゃなくて、読む人が「このページを見たあと、次に何を知りたいか」を考えて配置すると、電子カタログの成果につながりやすくなります。
あと、リンクやボタンは更新しやすい運用設計にしておくことも大切です。
キャンペーンページ、商品ページ、動画URLは変わることがありますよね。
PDFは一度配ると、古いファイルが相手の手元にずっと残り続けるので、リンク切れが起きるとせっかくのチャンスを逃しちゃいます。
できれば、自社サイト側に中継ページを用意して、PDF内のリンク先は長く使えるURLにしておくと管理がラクです。
価格改定や仕様変更が多い商品なら、PDF内に細かい最新情報を詰め込みすぎず、詳細はWebページに誘導する設計も有効です。
見る環境の違いに備えるなら、「PDF内で完結させる情報」と「Webへ誘導する情報」を分けることが大事です。
製品の概要、特徴、写真、基本スペック、問い合わせ先などはPDFだけで理解できるようにして、動画、最新価格、在庫、導入事例、申し込みフォームなんかはWebへつなげると、PDFの読みやすさとWebの更新性を両立できます。
動画は魅力的な要素ですが、再生できない環境があることを前提に、サムネイルの近くに短い説明文を入れておくと、再生できなくても内容の意図が伝わります。
最後に、公開前には「デザイン」「動作」「容量」「導線」の4点をまとめて確認しましょう。
見た目がきれいでもリンクがわかりにくければ使ってもらえないし、機能が充実していてもファイルが重すぎると開いてもらえません。
InDesignでインタラクティブPDFを作る最大のメリットは、印刷物みたいなきちんとしたレイアウトに、Webみたいな便利な導線を加えられることです。
リンクや動画が動く電子カタログを作るときは、対応環境の限界を理解しながら、読む人にとって自然に操作できる設計を心がけることで、見られるだけで終わらない、実際に役立つPDFに仕上げられますよ。
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